材質 | SWP-B |
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線径・板厚 | φ3.2㎜ |
工程 | ワイヤーフォーミング |
特徴 | 両アームがコイル |
製作実績ねじりコイルばね
ねじりコイルばね 両側コイル形状
ねじりコイルばね 両側コイル形状 ~製作事例のご紹介~
両側のアームの先端がコイルになっているねじりコイルばねのご紹介です。
指定寸法のシャフトやボルトをアーム先の内側に挿入する場合は、
このような形状になり、多くご相談いただく形状のばねです。
ぱっと見はシンプルな形状で 普通に加工できそうに見えますよね?
実はこの製品 自動機で量産しようと思うと かなり加工が難しいです。
▲すべてのコイルが内側に向かって巻かれている形状
2~3個めのコイル部分を巻く時に、他の成形済みのコイル部分が機械と接触します。
線径Φ3.2mmの太線のため、ごり押しでも巻けず普通は自動機加工できません。
特殊なツールを製作し、3パターンほど製作方法をトライして形にしました!
ちなみに上簡易図の形状であれば難易度が格段に下がります。
これであれば順に巻いていき普通に加工できます。
本品の様に あえて全コイルを内側にする形状は
組み込むスペースなどの理由で、そのような設計になることがあります。
端部をコイル状(Rの途中)でカットしているのもポイントです。
普通にカットすると コイル部にキズが付きますので、
カットツールを独自に製作し 工夫しております。
「コイル外側に先端が飛び出さないこと」のような図面注記に対応しております。
当社では「一貫したオートメーションの追求」をMissionに掲げ、
日々の自動生産のための技術向上に取り組んでおります。
他社に断られてしまった案件など 当社に是非一度ご相談してみてください!