■製造方法

引張コイルばね 亜鉛めっき　製作実績のご紹介

▲引張コイルばね（SWP-B Φ1.6mm）

お客様から「図面はありませんが、サンプルをお送りするので加工できないでしょうか？」と

お問い合わせをいただき、ご対応させていただいた事例です。

お客様からお預かりしたサンプルの、荷重や寸法を計測し

葵スプリングにあるワイヤーフォーミングマシンで製作しました。

 

表面は亜鉛めっき処理+三価クロメート処理（有色）行っております。

「亜鉛めっき（有色クロメート処理）」は耐食性に優れるため、

長期的に錆びてはいけない部品に採用される表面処理のメジャーな選択肢になっています。

本品は使用時の荷重が大きいので、遅れ破壊防止の目的で「ベーキング処理」も行っております。

 

▲フック部分を上から見た図（立ち上がり部）

フック立ち上がり部分にキズがあると、使用時の破断につながるので製作に注意が必要です。

ちなみにこのばねのようなフック形状を「Uフック」と言います。

脚の長さで作用点を調整できるので、荷重を調整しやすいのがポイントです。

 

▲フック部分を横から見た図

立ち上がり部分のR（曲がっている部分）を横から見た図です。

大きければ大きいほど、使用時に材料の応力が分散されるため良いとされています。

▷興味がございましたら、引張コイルばねの設計についてもご覧ください！

（荷重の計算やフックの形状について紹介しています。）

 

葵スプリングでは、引張コイルばねや圧縮コイルばね等、図面が無くてもご対応いたします

サンプルをお送りいただけましたら、設計や計測⇨製図⇨製作⇨メッキ手配 と順にサポートいたします！

ばねに関するお困りごとがございましたら、なんでもお気軽にご相談ください。