材質 | SWP-B (ピアノ線) |
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線径・板厚 | φ6.0㎜ |
加工設備 | 大型ワイヤーフォーミングマシン |
形状 | トーションバー ねじり棒ばね |
製作実績ワイヤーフォーミング(線加工)
トーションバー ねじり棒ばね
ワイヤーフォーミング(線加工)ピアノ線5.0mm~設備ねじる
トーションバー ねじり棒ばね ~製作実績のご紹介~
トーションバー ねじり棒ばね の製作実績のご紹介です。
普通にワイヤーを数回曲げただけに見えますが、これも線細工ばねも1種です。
このようなばねは 自動車のサスペンションに使用される場合が多いようです。
「ばね」と言われても「どこが『ばね』?」というような形状をしていますね。
材料は引張強さ・耐ヘタリ性に優れているピアノ線B種のΦ6mmを使用しております。
普通の鉄線を曲げて このトーションバーのような形状を作っても、ばねとして機能せず、
強い力を加えて変形させると、そのまま塑性変形(元の形に戻らない)してしまいます。
トーションバーはコイルばねのような形状はしておりませんが、
材料(SWP-B)自体にばね性・弾性があるので、変形を加えると元の形に戻ろうとする力が働きます。
片側端部を固定して、もう片方の端部に力を加えて変形させると、
トーションバーが元の形(最初の角度)に戻ろうとして荷重を発揮します。
真上から見た図です。上下平行ではなく 少し角度がついております。
この角度の違いによって トーションバーをねじった時の荷重に違いが出てきます。
当社では「角度違いを何種類か作って試したい」という試作対応にもご対応させていただきます。
ちなみに断面図が青色になっているのは低温焼鈍(テンパー処理)によるものです。
熱処理を行うことで、加工時の曲げ応力を取り除き、ヘタリにくく 良いばねになります。
▲ 機械導入記事になっております。興味があればご覧ください
葵スプリングでは線径5mmを超えるような太い線径のばねの 自動機による量産が可能です。
本品のようなトーションバー の案件がございましたら、お気軽に当社にお問い合わせください!